喉の調子が良くない。

風俗のお仕事は体力勝負。

体を壊しちゃ始まんない。

永遠の１９歳の私はそのことを分かってる。

わかってるつもり。

でもそれでも何故か。

なぜかそれでも喉が痛い。

風邪かしら？

注意してても布団は消える。

困ったな。

風邪だと風俗で働けない。

永遠の１９歳は稼げる年齡なのに。

稼げるから永遠の１９歳なのに。

風俗嬢だって恋するよ。

恋に恋して恋するよ。

でも機会がないよ、チャンスがないよ。

風俗で働いてることって好きな人には言えないし。

言ったら嫌われちゃうよね。

だって男の人は風俗が嫌い。

風俗で遊ぶのは大好きなのに

風俗嬢は大嫌い。

よく言われるよ。

「なんで風俗なんかで働くの？」

なんでって

なんでって稼げるからだよ。

他に理由なんてないよ。

稼げないなら他のアルバイト。

するよ。

時々説教されちゃう。

「可愛いのに勿体無い」

「若い時間を無駄にするな」

可愛いって思われるから

そう思われるようにしてるから今すごく高収入なんだよ。

時間は戻らないのが分かってるから

分かってるから今働いてるんだよ。

永遠に１９歳でなんていられない。

今だけ。

今だけ稼げる時間。

１９歳は時間との真剣勝負。